読みものへ戻る

坐禅の始め方:初心者のための実践ガイド

姿勢・呼吸・目線・手の形(法界定印)の基本と、10分から始める実践ステップ、よくある疑問をまとめた入門ガイド。

2025/10/4

坐禅の始め方:初心者のための実践ガイド

禅の坐り方はシンプルですが“やり切る設計”が要です。本稿では、姿勢・呼吸・目線・手の形(法界定印)を最短距離で揃え、10〜15分から始めるプランを示します。ヨガの体験と親和性が高く、レッスンにも自然に接続できます。

基本フォーム

  • 姿勢:骨盤をやや前傾。坐骨で床を押し、頭頂は糸で引かれるように。肩は力まず、胸は張りすぎない。
  • 手:法界定印(右手の上に左手、親指同士を軽く触れる)。
  • 目線:半眼。1.5m先の床を見るイメージ。
  • 呼吸:自然に鼻呼吸。最初は「数息観(すうそくかん)」で1〜10を往復。

スタートプラン(10分×3週間)

  1. 1–7日目:5–10分、数息観。雑念が出ても数字に戻る。
  2. 8–14日目:10–12分、息の「出」を少し長め。
  3. 15–21日目:12–15分、雑念と戦わず、出入りを丁寧に観察。
    タイマーは静かなベル音。座布団・座蒲を使うと骨盤が立ちやすい。

ありがちな悩みと対策

  • 膝や腰が痛い:正座・椅子瞑想に切替えOK。痛みは“姿勢の先生”。
  • 眠くなる:朝に短く、背筋を伸ばし、光を取り込む。
  • 雑念が止まらない:止めるのではなく、気づいて戻るトレーニングと捉える。
  • 成果が見えない:姿勢・呼吸・目線の“型”を守るほど、生活全体で効果が出る。

よくある質問

  • 何分が最適? → 初心者は10分で十分。増やすより“毎日”を優先。
  • 朝と夜はどちらが良い? → 朝のほうが続きやすい。夜は入眠儀式として短めに。

内部リンクとCTA

注意:痛み・持病のある方は医療専門家に相談のうえ実践してください。

#坐禅#瞑想 初心者#姿勢#呼吸#視線#数息観#フォーカス